JUGEMテーマ:ミュージカル

 

今はミュージカルがあまり好きではないけれど、

まだ子どもだった頃には祖母や母が映画館や劇場へよく連れて行ってくれたっけ。

毎年夏休みが来るたびにニッセイ名作劇場をワクワクしながら観ていたし、

既に映画化されている作品は繰り返し観ていた。

何度観ても同じ場面で胸を打たれ、同じ涙に感動し、時には同じ旋律を口ずさんだりもした。

 

 

もしかしなくても、多くの人々は「ミュージカル」の話題を出された時に、

その名前を知らなくてもパッと思い描く場面というものがあるかもしれない。

恐らくは、それが「ミュージカル史に残る名作」と呼ばれるもので、

私はそこに類型されるもののほとんどを観ていると言っても過言ではないんじゃないかな。

 

その時々で変動はあるものの、いつも私の胸懐にある作品は決まっている。

その一つが『サウンド・オブ・ミュージック』だ。

 

 

すべからく名作ぞろいのミュージカル映画の中でも「不朽の名作」とされるこの作品。

その中でも「私のお気に入り」や「エーデルワイス」といった名曲があるけれど、

とりわけ有名なのは、やはりこの記事の最初に貼付したこの曲だって思う。

今でもしばしばCMソングとして起用されているところを見るにつけ、その色褪せない魅力を感じる。

 

 

私の「私のお気に入り」は、いつだってリーズルだった。

この年齢になったから正直に白状するけれど、まだ子どもだった当時は

「えっ、なんでリーズルみたいな美しい人がこんな田舎臭い男性に惹かれてるの…?」

って疑問を抱いたものだ。

とはいえ、すべからく恋心というのはそうしたものかもしれない。

自分にないものを求めるのは、いつだって生物が抱える最たる課題なのだ。

 

 

しかしながら、今こうして聴くだに、彼の歌声のなんと甘やかなことか。

彼がリーズルに恋していることを示唆するには、いささか十分すぎるほどに。

とはいえ、それに対して一体誰が抗議を唱えられるだろう?

 

どんな人だって惹かれざるを得ないよ。

彼女を演じたMs.シャーミアン・カーは、その魅力で全世界を魅了しながら、

この役を演じた直後に女優業を引退してしまった。

今となっては、その人生までも。

とはいえ、彼女の魅力は色褪せるということがない。

我々がたびたび観返す銀幕の上では、彼女の美貌は永遠だ。

何気なく繰られたその所作の一つさえ、この上なくあざやかに蘇る。

 

 

「私はリーズルが好き」。

まだ幼い胸に抱いたほのかな憧憬を決定打にしたのは、この作品に相違ない。

件のミュージカル映画でリーズルに当たる役柄を演じている、

川村万梨阿さんの声の素晴らしさといったら、どうだろう!

 

そのかわいらしさはもちろんのこと、

この年齢ならではの芽生え始めの自立心や高潔な知性に至るまで、

すべてが完璧な形で表現されている。

この世界には素晴らしい声を持っている人がたくさんいることは知っている。

それを活かすことのできる職業がごくわずかながらあることも。

 

 

そうであるにせよ、彼女ほど自分の魅力を知り尽くし、

それを余すところなく与えてくれた人物をほかに知らない。

それは、冒頭に上げたMs.カーに関しても同様だ。

その姿から目を離すことができなくて、あるいは、その声にただ耳を傾けていたくて、

ひたすらミュージカルを貪るように鑑賞していた。

 

 

「ミュージカルに堪えていた」。そのことに、ごく最近になって気付いた。

だって、唐突に登場人物が歌ったり踊ったりするのっておかしくない? 

あるいは、私が経年を経て変わってしまったというのもあるのかも。

そうした個人的嗜好や経年による変化にも微動だにしない彼女たちの魅力は言わずもがな。

  • 2019.09.15 Sunday
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  • 22:56
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